【令和5年3月】お便り

【令和5年3月】お便り

お便り

分の日にお墓参りに行ってきたのですが、
気が付けばすっかり春らしい陽気になりましたね。
我が家のお墓はけっこうな坂の上にあるのですが、
のんびり登っていくうちに軽く汗ばんでしまいました。
・・・同時に以前より息が上がりやすくなった
気もしたのですが、そこはおしゃべりしながら登っていた
せいにしておこうかと思います。

って登りきった先でお墓に手をあわせ、一息ついていた時に
思い出したのですが、昔お彼岸にぼたもちを食べていた際、
私がきな粉のぼたもちばかり食べていると祖母から
「小豆の赤い色には魔よけの力があるんだからあんこのおもちも食べなさい」
と言われた事がありました。それ以来あんこを使ったお菓子、
まんじゅうやどら焼き、きんつばなどをよく食べるようになったのですが
それでもぼたもちに関しては今でもきな粉の方が好きだったりします。
三つ子の魂百までと言いますが、
色々なものを食べられるようになっても
小さなころの好みは残るものですね。
 お墓参りは少し寂しい気持ちになることもありますが、
お彼岸に関してはちょっとしたピクニックのように感じていた
小さなころの記憶のおかげで
のんびり穏やかな気持ちでいられる気がします。
春と秋、楽しい思い出と一緒に
故人のことを懐かしく感じられれば
いいなと思います。

来た!